矢田川みそ
地元で愛された矢田川みその復活
『矢田川みそ』は、平成11年に地元の女性グループが名産品を作ろうと県内産の大豆や地元のお米など素材にこだわって手作りしたお味噌で、家庭的なまろやかな味が特徴の地域の人にとても愛された味噌でした。
けれど、お味噌を作っていた女性グループの高齢化に伴い、平成28年に製造が中止されました。
自然そのままの味ともいえる手作りのお味噌がなくなってしまったことを地元の人はとても残念に思い、それを知った地元の若いメンバーが中心となって『矢田川みそ』を復活させたのです。
復活には、当時のメンバーが生産に加わり、作り方を教えてくれました。
矢田川みその特徴
『矢田川みそ』の最も大きな特徴は「手作り麹」と「熟成」にあります。
香美町村岡区は、但馬杜氏で有名な地域で、農家のお父さんが冬場は有名酒蔵の杜氏や蔵人として酒造りに携わってきました。
そのため、高い製麹(せいきく)技術が伝わっており、その伝統の麹づくりが『矢田川みそ』に生かされています。
麹づくり
1 米を洗い一晩水につける
2 米を蒸す
3 菌を付ける
4 発酵機で発行させる
5 麹の完成
味噌づくり
1 大豆を洗い一晩水につける
2 大豆を蒸し、つぶす
3 大豆、麹、塩を混ぜ合わせる
4 混ぜ合わせたものを樽に詰める
5 約1年間熟成させて完成